About Organic Dye
オーガニック
染料

オーガニック染料
Organic weaveのラグが、世界で初めて100%オーガニックの認証を受けられた秘密は染料にあります。それはオーガニック農法で育てられた草木や、果物等から作られた染料です。そのため、染料自体もGOTS認証を受けています。
"オーガニック素材使用"と謡っているラグは市場に多くありますが、そのほとんどが無染色です。
また染色されていてても、ひどい場合では化学染料を使っている製品もあります。もちろん、草木染などで生産されている善意あるメーカーさんもいますが、残念ながら染料もオーガニックという保証は見当たりません。
しかしOrganic Weaveは、この染料のおかげでオーガニック100%の色鮮やかなラグを作る事ができました。
またオーガニック染料を使う利点は、人にだけでなく環境にも良い結果をもたらします。
なぜなら、繊維産業の環境汚染の大きな原因の一つは、化学薬品などを使用した染色によってなされます。オーガニック染料を使う事で環境負荷を軽減し、排水された染料は生分解されるため河川などを汚染することがありません。
また、染色過程で使用する洗剤は100%オーガニックのソープナッツをはじめ、定着剤もすべて天然の物を使用しています。

手染め
商品開発と手染め
Organic weaveの設立当時、世界で初めての試みであるオーガニックラグの開発は難航していました。その原因は、染料。
Organic Weaveブランドを立ち上げた親会社は60年以上、絨毯の製造を手掛けていましたが、オーガニックに関しての知識は0からの出発でした。
その彼らに降り掛かった難題が、オーガニック天然染料を安定させて発色させる事でした。この難題を解決するのに、実に2年もの歳月を要しました。
また、染める工程でも石油系の燃料を使わずに、薪で炊き上げる釜で人の手によって染めることによって、環境への負荷を軽減しています。
染料の種類

使用している染料
Organic Weaveが使用する染料は、以下の野菜や果物、植物などから作られています。

ビーツ
アカザ科の植物。根の部分が赤い色素を出す為、根の部分から出た液体は食品用の人体無害のインクとして用いられる事があります。

インディゴ
日本でもおなじみの藍染めに使われる、インドの天然藍より抽出した染料。

ラック
植物に寄生するカイガラムシから抽出した色素。食品にも用いられている安全な天然染料。ビーガン商品には使用してません。

タマネギの皮
草木染では、よく使われているタマネギの皮。茶色や黄色の染色ができます。

ラベンダー
ハーブでおなじみのラベンダーは、染料にも使われています

ログウッド
マヤ族が伝統的に利用した染料。赤や青に染める事ができ、その葉や樹皮に薬効があり研究が進められています

アカネ
アカネ科のつる性多年生植物。古くから、染料に用いられ、赤やピンク、オレンジに染める。植物自体に抗菌などの薬効がある。

ターメリック
カレーには欠かせないスパイスのターメリック(ウコン)は、防虫・防腐効果がある染料としても知られています。